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J-GLOBAL ID:200902282107367508   整理番号:08A0700001

サンゴ骨格の炭素同位体組成に対する光合成における光照射量の効果:Porites spp.の長期培養

Effect of photosynthetic light dosage on carbon isotope composition in the coral skeleton: Long-term culture of Porites spp.
著者 (9件):
資料名:
巻: 113  号: G2  ページ: G02014  発行年: 2008年06月06日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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サンゴ骨格の酸素同位体比は海水に関する過去の情報の再構築に用いられるが,炭素同位体比は生理学的過程,主に光合成と呼吸,の代理指標であると考えられている。しかし,サンゴ骨格などの生物由来炭酸塩の同位炭素分別は未だ不明瞭である。筆者等は,Porites spp.の長期培養実験を,異なる光照射量(光強度,100,300,500μmolm-2s-1;日照射時間,10ないし12時間),25±0.6°Cで,骨格の炭素同位体組成に対する光合成作用の寄与を調べるために行った。サンゴは,砂ろ過された海水中で,食餌なしで育てられ,したがって,共生藻の光合成により自給された。また,光合成有効照射の照射日量が増加するに従って,年間成長速度は増加した。平均同位体組成は,高い照射量で,炭素同位体組成(δ13C)ではより重く,酸素同位体組成(δ18O)ではより軽くなった。骨格δ18O低下は骨格成長速度の増加とともに起こり,いわゆる反応の同位体効果の影響を示した。δ13C観測値の増加は反応および代謝の両同位体効果により,後者は共生藻の光合成による骨格δ13C富化の反映を伴なう。δ13C-δ18O平面のベクトルアプローチを用い,筆者等はδ13Cに対する反応と代謝の同位体効果を区別した。代謝同位体効果によるδ13C変化計算値は光照射量依存であった。代謝同位体効果に関するδ13C分別カーブは,光合成-照射照度曲線と非常に似ており,代謝同位体効果に対する光合成作用の直接的な寄与を示す。対照的に,成長速度が増加するに従って,反応同位体効果に関わるδ13C分別は次第に増加した。筆者等の実験は,サンゴ骨格の反応および代謝の同位体効果がうまく区別されることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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同位体地質学 

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