抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
農業の公共水域への環境負荷軽減のための自主協定について検討した。環境負荷軽減のための自主協定を定式化し,公共水域に排水している農家が一戸のときと複数の場合の最適化問題を考えた。農家が複数の場合の部分ゲーム完全ナッシュ均衡を示し,直接規制を農家に課すモデルとSegerson & Wuの税-補助金モデルの特徴を比較した。その結果,提案したモデルの利点は,税-補助金モデルの考え方とは反対に,個々の農家に対応した直接規制を用いることによって,遡及的な規制を行なわなくても費用効果的な目標環境負荷量を実現する。問題は,個々の農家に異なる負担金を与えることの正当性の程度にある。社会的態度と生産性の分布を政策判断基準として見極める必要がある。