抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,携帯電話環境における利用を想定したXML文書符号化方式“XEUS(Xml document Encoding with Uniformed Sheet)”を提案する。従来のXML文書符号化方式は,符号圧縮により伝送符号量を低減させても,受信側では復号処理に加えパース処理も行うため,逆に負荷が大きくなってしまい,携帯電話のように処理能力の限定された環境においては,必ずしも有効とはいえない。この課題を解消するために,本稿では,XML文書のスキーマ情報を含む符号化テーブルを,あらかじめ別ファイルとして定義し,符号化時にパース処理と符号圧縮処理の両方を行う方式“XEUS”を提案する。本方式は,伝送符号を高圧縮するだけでなく,従来復号側で処理していたパース処理やデータ型変換処理も符号化時に行うため,携帯電話上で,低消費メモリによる高速復号が可能となる。本稿では,性能測定実験により他方式と比較し本方式の有効性を考察するとともに,本方式を適用した商用事例についても紹介する。(著者抄録)