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J-GLOBAL ID:200902282469588146   整理番号:09A0510222

リコピンとエイコサペンタエン酸の併用補給は,ヒト大腸癌細胞の増殖を阻害する

Concomitant supplementation of lycopene and eicosapentaenoic acid inhibits the proliferation of human colon cancer cells
著者 (4件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 426-434  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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地中海地域に住む人は心血管疾患や癌のような慢性疾患の比率が非常に低いことが,いくつかの研究で示された。地中海式の食事が野菜,トマト,果物,魚及びオリーブオイルに富むことは良く知られている。これらの重要な食事成分は癌のリスクを下げることに貢献しているかもしれない。トマトの主要な成分であるリコピンは,抗発ガン性活性の可能性を示した。以前の研究で,エイコサペンタエン酸(EPA)を含む魚の消費は癌のリスクの低下と関連していることが示された。しかし,ヒト大腸癌の増殖に対するリコピンとEPAの併用効果は,いまだよく研究されていない。それゆえ,ヒト大腸癌HT-29細胞におけるリコピンとEPAの制癌特性と治療可能性について調べた。この研究で,ヒト大腸癌HT-29細胞の増殖に対するリコピンとEPAの併用効果を究明した。低濃度のリコピンとEPAが相乗的にヒト大腸癌細胞の増殖を阻害することが証明された。その阻害メカニズムはホスファチジルイノシトール3-キナーゼ/Aktシグナル経路の抑制と関係していた。さらに,リコピンとEPAの補給は,下流mTOR分子の活性化を相乗的に妨害していた。免疫細胞化学的染色結果は,細胞生存を抑えるBaxやFasリガンドのようなアポトーシス蛋白質の発現を,リコピンとEPAが上方制御することができることを明らかにした。結論として,新しい調査結果は,リコピンとEPAが低濃度で相乗的にヒト大腸癌HT-29細胞の増殖を阻害することが示唆した。このヒト大腸癌HT-29細胞の増殖に対するリコピンとEPAの阻害効果は,PI3K/Akt/mTORシグナル経路の下方制御とある程度関連していた。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  動物の代謝と栄養一般 

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