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J-GLOBAL ID:200902282764864570   整理番号:08A0831988

岐阜県東高山地域,美濃帯の緑色岩体中の流紋岩質岩石

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資料名:
巻: 42  号: 1/2  ページ: 1-10  発行年: 2008年03月21日 
JST資料番号: G0787B  ISSN: 1348-8058  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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岐阜県東高山地域,美濃帯の緑色岩体中には流紋岩質岩石が希に産する。この流紋岩質岩石は変成作用を受けており,主要火成鉱物は変質しているが,もともとの火成岩組織は残存している。本研究では,この流紋岩質岩石を岩石学・地球化学的に調べ,それらの起源について考察する。東高山の流紋岩質岩石に伴う玄武岩をNb/Y-Zr/TiO2ダイアグラムプロットして,Nb/Y比を調べると0.5-0.8であり,アルカリ玄武岩マグマの末期分化物と考えることができる。一般に,花岡岩(流紋岩)はその生成場所により,シン・コリージョン花崗岩(syn-COLG),プレート内花崗岩(WPG),火山島弧花崗岩(VAG),海嶺花崗岩(ORG)とに分かれ,海嶺花崗岩は,NORG(normal oceanic ridge granite)とAORG(anomalous oceanic ridge granite)とに分かれる。NORGはN(normal)-MORB(中央海嶺玄武岩)に伴う玄武岩で,AORGは,海嶺地域の海山や海洋島に産し,E(enriched)-MORBに伴う花崗岩である。これらの花崗岩類を全岩化学組成上で区別するために,Y-Nbダイアグラムが考案されている。東高山の流紋岩質岩石をこのダイアグラムにプロットすると,WPGとAORGがオーバーラップする領域に落ちる。WPGの中でもプレート内海洋島の花崗岩はNb含有量が高く,この領域にはプロットされないので,東高山の緑色岩はWPGの活動場所である造山運動後の陸地で活動したものではないことは明らかである。従って,東高山の流紋岩質岩石は海嶺地域の海山あるいは海洋島でアルカリ玄武岩に伴って生成したものであるとみなされる。
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分類 (1件):
分類
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火山岩 

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