抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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今日,ディジタルエレクトロニクスは日常生活の中に広く普及し,電気デバイスの回路の85%がディジタルであるといわれている。その進歩はまさに日進月歩である。本レビューはその基礎となっている分子系におけるディジタル情報処理の諸相を以下の項目に分けて解説した。1)Boolean論理と論理ゲート,2)分子論理ゲートの基礎概念,3)単純分子スイッチ(化学的駆動,光駆動及び酸化還元駆動分子スイッチ,磁気的スイッチ,多重状態分子スイッチ),4)2入力化学的論理ゲート A.全化学的論理ゲート(OR,AND,XOR,INH,NOR,NAND,XNOR),B.全光学的論理ゲート,C.電気化学的ならびに光電気化学的論理ゲート及びデバイス,5)コンビナトリアル論理系(多重入力論理ゲート,連接化学的論理系),6)分子代数系 A.分子スケール半加算器(化学的駆動,光学的駆動及び混合シグナル分子半加算器),B.分子スケール半減算器,C.分子スケール完全加算器及び完全減算器,7)バイオ分子及びバイオ系からなる論理デバイス(天然生物系におけるBooleanプロセス,蛋白質に基づく分子論理系及びデバイス,核酸に基づく分子論理系)。