文献

J-GLOBAL ID：200902283067593905   整理番号：09A0646492

2009年 最新・日本の型技術情報75例 誘導加熱・冷却金型によるプラスチック射出成形品特性の向上

著者 (3件)： 村田泰彦 (日本工大) ,  YU Yong (日本工大) ,  ZHONG Hua (日本工大)
資料名： 型技術  (Die and Mould Technology)
巻： 24  号： 8  ページ： 134-135  発行年： 2009年07月01日 
JST資料番号： X0147A  ISSN： 0912-5582  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 耐衝撃性ポリスチレンHIPSを使用し,金型の可動側と固定側の中央部にコイルを巻いたキャビティ入れ子を設置して,通常成形では入れ子を50°C一定とし,誘導加熱・冷却成形では,90°Cに急速加熱後,50°Cに急速冷却した。ウェルドの観察と深さの測定には3Dレーザー顕微鏡を用い,引張試験を5mm/minの引張速度で行った。加熱・冷却成形では,通常成形に比べてウェルド深さが約25%まで低減した。成形品の表面を削ってウェルドのV字溝を除去した試料の引張試験も行った。引張降伏応力は,通常成形よりも加熱・冷却成形の方が約3%大きい。見かけの破断伸びは,通常成形よりも加熱・冷却成形の方が2~3倍大きい。ウェルド生成部近傍のゴム粒子形状検討のため,断面からゴム粒子を溶かし出し,痕跡を走査型電子顕微鏡で観察した。加熱・冷却成形に比べ,通常成形ではゴム粒子が流動方向に扁平していた。

シソーラス用語： *誘導加熱 ,  *冷却 ,  *金型 ,  *射出成形 ,  プラスチック ,  HIPS ,  *ウェルドマーク ,  型 ,  引張応力 ,  降伏応力 ,  伸び率 ,  中子 ,  設計
準シソーラス用語： *プラスチック成形用金型

分類 (1件)： 射出成形  (YH04050Y)

タイトルに関連する用語 (7件)： 日本 ,  型 ,  技術情報 ,  誘導加熱 ,  金型 ,  プラスチック ,  射出成形品