文献
J-GLOBAL ID:200902283124349730   整理番号:09A0247444

都市下水処理施設におけるウイルスの豊度,多様性と分布の定量

Determination of virus abundance, diversity and distribution in a municipal wastewater treatment plant
著者 (2件):
資料名:
巻: 43  号:ページ: 1101-1109  発行年: 2009年03月 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
着色剤としてSYBRグリーンIを使用する落射蛍光顕微鏡によって,都市下水処理施設からのスラッジのウイルス様粒子を抽出して計数する方法を最適化した。渦流と1分間の超音波処理で溶離液として10mMのピロりん酸ナトリウムを用いて,嫌気性消化スラッジのバルクと流入液(固形物)からの最も高い常在ウイルスの収率を得た。渦流と1分間の超音波処理で溶離液としての1×りん酸緩衝食塩水の使用によって,活性スラッジから最も高い常在ウイルスの収率が得られた。ピロりん酸ナトリウム-超音波処理による常在ウイルスの抽出効率は,それぞれ,活性スラッジからの抽出可能なウイルス粒子のおよそ62%,嫌気性消化スラッジに対しては87%であった。DNアーゼで処理した試料ではウイルス計数が大きくはないが減少し,ウイルス計数への細胞外DNAの小さい影響を示唆した。最適化した方法に続いて,都市下水処理施設の廃水流でのウイルス粒子の豊度と多様性を調べた。ウイルス粒子の濃度は0.28×109/mlから27.04×109/mlの範囲であった。透過型電子顕微鏡法(TEM)がスラッジでのウイルス形態型の高い多様性を示した。パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)がシステムの各種段階に多様で動的なウイルス群集を示し,ゲノムサイズは33kb~>350kbの範囲で,大部分のウイルスDNAは30-80kbと200~350kbのサイズ範囲であった。総合的に,これらの研究は都市下水処理システムにおいて常在ウイルスが豊富かつ動的で,システムの機能に重要な役割を果たす可能性を示した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
下水・廃水処理施設  ,  微生物検査法 

前のページに戻る