文献
J-GLOBAL ID:200902283173300836   整理番号:09A1110087

イネと細菌の相互作用においてWRKY対立遺伝子類の対は反対の役割を演じている

A Pair of Allelic WRKY Genes Play Opposite Roles in Rice-Bacteria Interactions
著者 (7件):
資料名:
巻: 151  号:ページ: 936-948  発行年: 2009年10月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
植物の病原体類は生存のために継続的に進化しており,これら病原体類との長い歴史的な共進化を通して,植物は病原体類に直面する機構を発達させてきた。10個のアミノ酸配列が異なる蛋白質をコードする一対の対立遺伝子類OsWRKY45-1とOsWRKY45-2が,細菌性病原体に対するイネの耐性において反対の役割を演じていることを見いだした。Xanthomonas oryzae pv oryzae(Xoo)が原因の白葉枯病,Xanthomonas oryzae pv oryzicola(Xoc)が原因の縞葉枯病,およびMagnaporthe grisea原因のいもち病はイネの世界的植物病害である。XooとXocに対して,OsWRKY45-1過剰発現植物は罹病性を増加させ,OsWRKY45-1ノックアウト植物は耐病性を高めたが,OsWRKY45-2の場合にはその逆であった。しかしOsWRKY45-1/2の両者を過剰発現する植物は,M.griseaに対する耐病性を高めた。OsWRKY45-1に制御されるXoo耐性は,サリチル酸とジャスモン酸蓄積,および一部の防御応答性遺伝子類発現の誘導の増加を伴ったが,OsWRKY45-2の場合にはジャスモン酸を蓄積したがサリチル酸は蓄積せず,別の一部の防御応答性遺伝子類発現の誘導を伴った。これらの結果は,イネの耐病性において,OsWRKY45-1およびOsWRKY45-2はいずれもM.griseaに対しては正のレギュレーターであるが,XooとXocに対しては,前者は負のレギュレーターであり後者は正のレギュレーターであることを示し,この反対の役割は異なる防御シグナル伝達経路の仲介が原因であると思われた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物学一般  ,  遺伝子発現  ,  異種生物間相互作用  ,  細菌による植物病害 

前のページに戻る