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J-GLOBAL ID:200902283234123410   整理番号:09A0448172

亜鉛(II)-フェノキシラジカル錯体 Zn-フェノラート化学種の錯化特性への依存性

Zinc(II)-phenoxyl radical complexes: Dependence on complexation properties of Zn-phenolate species
著者 (4件):
資料名:
巻: 362  号:ページ: 2467-2474  発行年: 2009年05月15日 
JST資料番号: D0620A  ISSN: 0020-1693  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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N3O-ドナー三脚配位子,2,4-ジ(tert-ブチル)-6-{[ビス(2-ピリジル)メチル]アミノメチル}フェノール(HtbuL),2,4-ジ(tert-ブチル)-6-{[(6-メチル-2-ピリジル)メチル}-(2-ピリジル)メチルアミノメチル]フェノール(HtbuLMepy),及び2,4-ジ(tert-ブチル)-6-{[ビス(6-メチル-2-ピリジル)メチル]アミノメチル}フェノール(HtbuL(Mepy)2),の亜鉛(II)錯体,それぞれ[Zn(tbuL)Cl]・CH3OH(1),[Zn(tbuLMepy)Cl](2),及び[Zn(tbuL(Mepy)2)Cl](3),を調製し,X線回折法により構造を調べた。全ての錯体は配位したフェノラート部分を有する単核構造をもつことが分かった。Zn(II)中心の構造は5-配位三角両錐体である。配位子のZn(II)結合能をフェノール部分の2-及び4-位置にt-ブチル基を欠く類似の配位子について25°Cでの電位差滴定(I=0.1M(KNO3))によって測定した安定度定数で評価した。錯体の安定性はL>LMepy>L(Mepy)2の順になることが分かった。これはピリジン環の6-メチル基の立体障害を反映している。錯体1,2,及び3はCe(IV)による酸化でフェノキシラジカルに転換した。これは394~407nmにフェノキシラジカルπ-π*遷移帯域を与える。ESR及び共鳴Ramanスペクトルからこのラジカル化学種はZn(II)-フェノキシラジカル結合をもつことが分かった。サイクリックボルタモグラムは1,2,及び3について,それぞれE1/2=0.68,0.67,及び0.63V(対Ag/AgCl)の類似の擬可逆酸化還元波を示した。これはフェノキシラジカルの生成に対応し,一次減衰を示した。1,2,及び3それぞれの半減期,58.6,25.8,及び15.6minは錯体の安定度定数の順に従う。これは金属(II)-フェノキシラジカルの安定性が本シリーズのN3O-ドナー配位子の錯化特性と密接な関係にあることを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (6件):
分類
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第11族,第12族元素の錯体  ,  配位化合物の安定度定数  ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール  ,  脂肪族アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  ,  ピリジン  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造 
物質索引 (5件):
物質索引
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