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J-GLOBAL ID:200902283374245094   整理番号:09A0944134

玄米貯蔵倉庫における貯穀害虫の季節的変動について

Seasonal Population Changes of Stored Product Insects in Brown Rice Warehouses
著者 (6件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 27-36  発行年: 2009年08月23日 
JST資料番号: L1939A  ISSN: 0912-974X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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茨城県南西部の玄米貯蔵倉庫10箇所(常温5,低温5)で,2005年9月から,3種のトラップ(ベイト・ステッキー・フェロモン)を用いて,貯穀害虫の周年調査を実施した。各倉庫の貯蔵スペース(本庫)と作業スペース(下屋)の境界を区分するドア周辺の内外に,3種のトラップを設置し,1ケ月ごとに回収と更新を行った。全トラップで捕獲された害虫種は15種以上で,総捕獲数は18,238頭であった。この内,最多捕獲種はコクゾウムシ(成虫)で,次いで,ノシメマダラメイガ(成虫),イッテンコクガ(幼虫)と続き,何れも玄米の一次性害虫であった。捕獲種と個体数は倉庫ごとに大きな違いを見たが,低温本庫は,連なる常温域の下屋に比べ極めて少なかった。ただし,下屋の害虫発生状況が,低温域に波及することが明瞭であった。コクゾウムシ成虫は,3月から4月で活動を開始し,7月から10月で増加した。捕獲個体の多くは,ベイトトラップで確認されたが,冬季前に,ステッキートラップで急増した。これは,越冬を前に,コクゾウムシの生理状態が,餌探求型から,越冬場所探索型にシフトしたためと考えられた。また,この時期,コクゾウムシが野外で集団越冬する現象も確認した。ノシメマダラメイガ成虫は,フェロモントラップで多数捕獲され,外部にある発生源から飛来したものと推察された。害虫個体数の変動に基づき,害虫防除のタイミングについても考察を加えた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  食品倉庫,荷造,運搬 
引用文献 (19件):
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