抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「ナノ領域金属材料組織制御技術」での鉄(Fe)中に過飽和にCuを固落させマルテンサイト母相とし,400~600°C時効処理で母相に微細なCu粒子を分散させると共に加工性回復とCuの析出強化による強度補完による従来にない強度一延性バランスを有する超高強度鋼開発プロジェクトでの成果を報告した。0.19%C-1.5%Mn鋼にCuを最大4%まで添加した実験室溶解材を用い,マルテンサイト組織をベースとした場合のCu析出硬化挙動および機械的性質を検討した。以下の知見を得た。1)Cu添加量の増大とともに時効処理後の強度は高くなり,4%Cu添加鋼の450°C時効で引張強度1200~1300MPa,伸び13~14%がえられた。2)析出硬化活性化エネルギーは179~202kJ/もlであった。の3)マルテンサイトを母相とした場合の析出硬化能は,フェライトを母相とした場合に比べて50%程度と小さい値を示した。