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J-GLOBAL ID:200902283539537800   整理番号:09A0779375

ヒトの気道におけるサイズの異なる繊維の沈着と除去への理論的接近

A theoretical approach to the deposition and clearance of fibers with variable size in the human respiratory tract
著者 (2件):
資料名:
巻: 170  号:ページ: 210-218  発行年: 2009年10月15日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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この研究では,硬質で化学的に安定な繊維のヒトの気道(HRT)における沈着と除去に関する数理的接近法について詳細に述べる。肺気道における繊維の輸送と沈着のシミュレーションのために,空気力学径という先進的概念を,ランダムウォーク・アルゴリズムにより計算された個別粒子の軌道を持つ確率論的肺モデルに適用する。気道分岐点における繊維状物質の遮断を,前回公表した,気管支の短系列における繊維沈着数値解法で得られた補正係数の導入により考慮した。繊維除去をマルチ・コンパートメント・モデルを基にシミュレーションした。そこでは,肺胞・細気管支・気管支肺領域毎に別の除去シナリオを想定し,繊維状物質の除去は,共通に,気道と消化管(GIT)への胸郭外経路を通してか,または,リンパ節と血管への経上皮経路を通して行われる。HRTにおける繊維状粒子の沈着は,直径が0.1μm未満の粒子では繊維アスペクト比βにより支配され,βが増加するにつれて減少するのに対して,それより大きい粒子ではβと正の相関を示す。着席から軽作業への呼吸条件の変化は,HRTにおける繊維沈着全体量には僅かの変化しか起こさないのに対して,直径が0.1μm以上の繊維状粒子の肺胞と,とりわけ,管部への沈着に著しい影響を及ぼす。これらの粒子では,吸入流量の増加は,胸郭外と気管支での沈着割合の増加をもたらす。HRTからの繊維除去に関しては,24時間の保持量は,βにより顕著な影響を受けたが,シミュレーションした粒子の優先的沈着場所による影響は少ない。粒子径に関するβの重要性は,沈着シナリオに関して定まる重要性に類似すると見なされるのに対して,呼吸条件は除去には目立った影響は無い。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
エーロゾル  ,  人間に対する影響 

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