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J-GLOBAL ID：200902283547551048   整理番号：09A0737302

論文数・引用数からみたわが国の大学間格差の動向分析

A Trend Analysis on the Disparities among Japanese Universities Observed with the Number of Publications and Citation Counts

著者 (1件)： 根岸正光 (国立情報学研究所,総合研究大学院大学)
資料名： 情報知識学会誌  (Journal of Japan Society of Information and Knowledge)
巻： 19  号： 2  ページ： 158-169 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： L1843A  ISSN： 0917-1436  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者は年来トムソン・ロイター社(通称ISI)製の論文引用統計データベースに基づき,大学・機関別の論文数・引用数関連の統計指標の研究開発を行っている.2004年の国立大学法人化以降,各般の大学間競争助長政策のもと,公私立大学を含めた大学間「格差」が拡がっているのではないかとの指摘が,昨今なされるようになっている.上記データベースにおける論文数統計からみた国立大学上位8大学とその他国立大との間での,2006年までの格差拡大の傾向については,すでに読売新聞記事「地方大,揺らぐ研究基盤」の一部として公表したところである[1].そこで本稿では,データを2007年までに更新した上で,論文数のみならず引用数関連指標も加味し,またハーフィンダール係数(HHI)を算出して,「格差」の年次的推移をさらに詳しく検証し,今後の動向についての示唆を得るものとする.(著者抄録)

シソーラス用語： 業績評価 ,  *引用調査 ,  文献調査 ,  *論文 ,  予算編成 ,  研究開発費 ,  補助金 ,  *大学 ,  集中化 ,  データベース
準シソーラス用語： 研究活動 ,  研究成果 ,  *研究評価 ,  社会貢献 ,  成果主義 ,  統計データベース ,  動向調査 ,  予算配分

分類 (2件)： 情報加工一般  (AC05010A) ,  研究開発  (AA03000V)

引用文献 (8件)：

• 杉森純. 地方大-揺らぐ研究基盤. 読売新聞. 2008, 11月2日, 17面
• Thomson Reuters. National Citation Report (NCR). http://www.thomsonreuters.com/products_services/scientific/National_Citation_Report
• 内閣府. 独立行政法人, 国立大学法人等の科学技術関係活動に関する調査結果平成19事業年度. http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu77/haihu-si77.html. 2008
• 根岸正光. ISIデータベースにおける発表論文数, 被引用回数に基づく『大学ランキング』作成の方法と問題点. 情報知識学会誌. 2006, 16, 2, 13-18
• 根岸正光. ISIデータベースにおける論文の『引用力』による交付金・補助金の大学別配分シミュレーション. 情報知識学会誌. 2008, 18, 2, 131-142

タイトルに関連する用語 (5件)： 論文 ,  引用 ,  大学 ,  動向 ,  分析