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J-GLOBAL ID：200902283815177200   整理番号：08A0387253

Borealis分散ストリーム処理システムにおけるフォールトトレランス

Fault-Tolerance in the Borealis Distributed Stream Processing System

著者 (4件)： BALAZINSKA Magdalena (Univ. Washington) ,  BALAKRISHNAN Hari (Massachusetts Inst. Technol.) ,  MADDEN Samuel R. (Massachusetts Inst. Technol.) ,  STONEBRAKER Michael (Massachusetts Inst. Technol.)
資料名： ACM Transactions on Database Systems (Association for Computing Machinery)  (ACM Transactions on Database Systems (Association for Computing Machinery))
巻： 33  号： 1  ページ： ARTICLE3,1-44  発行年： 2008年03月 
JST資料番号： A0040B  ISSN： 0362-5915  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ストリーム処理エンジン(SPE)と呼ばれるソフトウェアシステムは高レートで到来するデータのストリームの低遅延処理を可能にする。SPEは,連続走行が必要な監視アプリケーション(例:ネットワークセキュリティ監視)で使用される場合,高可用性を提供するために様々な故障をマスクする必要がある。本稿では,分散SPEにおける処理ノードのクラッシュ故障とネットワーク障害を扱うプロトコルDPC(Delay,Process,and Correct)の開発,実装,評価を述べた。DPCは複製を使用しノードおよびネットワークの障害をマスクする。しかし,ネットワーク分断が存在するときに,可用性と複製間の整合性との間にトレードオフが生じる。DPCでは,ユーザが可用性の限界(障害の下でもこれ以上結果が遅延してはいけないという遅延閾値)を規定する。そして,DPCは,遅延閾値を満たしながら,結果としての複製間の不整合性を最小化するように試みる。DPCプロトコルは概念的には単純であるが,複数の同時障害の発生だけでなく,回復中に発生するどんな障害にも耐性がある。DPCをBorealis SPEに実装し,DPCは分散SPEが常に低遅延処理を維持し,かつ,出力ストリームの最終的整合性を達成することを可能にすることを示した。

シソーラス用語： *ストリーミング ,  *分散処理 ,  *フォールトトレランス ,  マスキング ,  通信障害 ,  故障 ,  アベイラビリティ ,  コンシステンシー【計算機】 ,  複製 ,  遅れ ,  閾値 ,  *プロトコル ,  トレードオフ ,  質問処理 ,  監視 ,  通信網

分類 (2件)： 計算機網  (JC03000K) ,  データベースシステム  (JD03030U)

タイトルに関連する用語 (2件)： ストリーム処理 ,  フォールトトレランス