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J-GLOBAL ID：200902284159366413   整理番号：08A1127573

粉末回折法の最前線 原子対相関関数(atomic Pair Distribution Function:PDF)を用いた結晶性物質の局所構造解析

著者 (1件)： 樹神克明 (日本原子力研究開発機構)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 43  号： 11  ページ： 909-916  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「FDF解析」とは「実空間におけるRietveld解析」のようなものであり,最近では,強相関電子系の結晶周期性をもつ物質にも適用されている。本稿では,PDF解析について概説し,結晶周期性のバルク物質への適用例を紹介した。1)PDFとはなにか:原子対相関関数(PDF)を用いた構造解析,単原子からなる系の動径分布関数(RDF)の概念,中性子回折の場合の対相関関数,2)測定方法:設備(放射光X線,パルス中性子,陽子加速器,構造解析装置),回折データの収得,対相関関数への変換,3)結晶性パルク物質に対する研究例:巨大負熱膨張物質Mn₃Cu_1-xGe_xN,マルチフェロイック物質BiMnO₃。

シソーラス用語： X線回折 ,  *中性子回折 ,  *対相関関数 ,  結晶構造 ,  *周期構造 ,  セラミック ,  窒化物 ,  マンガン化合物 ,  銅化合物 ,  酸化物 ,  ビスマス化合物 ,  磁性材料 ,  誘電材料 ,  *構造解析法 ,  精密化 ,  動径分布関数 ,  シンクロトロン放射 ,  パルス中性子法 ,  陽子照射 ,  局在状態 ,  構造
準シソーラス用語： *粉末回折 ,  局所構造

分類 (2件)： 中性子回折法  (BK01060A) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y)

引用文献 (20件)：

• KODAMA, K. J. Phys. Soc. Jpn. 2007, 76, "124605-01"-"124605-07"
• QIU, X. Phys. Rev. Lett. 2005, 94, "177203-1"-"177203-4"
• PETKOV, V. Phys. Rev., B. 2004, 69, "085410-1"-"085410-6"
• GATESHKI, M. J. Phys. Chem., B. 2004, 108, 14956-14963
• EGAMI, T. Underneath the Bragg Peaks Structural Analysis of Complex Materials. 2003

タイトルに関連する用語 (7件)： 粉末回折法 ,  原子 ,  対相関関数 ,  PDF ,  結晶性物質 ,  局所構造 ,  解析