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J-GLOBAL ID:200902284622918765   整理番号:09A0154660

地震時に流動した低粘性断層流体に関する地質学的証拠

A geological fingerprint of low-viscosity fault fluids mobilized during an earthquake
著者 (4件):
資料名:
巻: 114  号: B1  ページ: B01303-B01303-14  発行年: 2009年01月31日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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断層すべり時における絶対応力値は,地震の物理学における重要なパラメータであるが,よくわかっていない。その理由の一つに,実際の断層における地質学的な制約の欠如が挙げられる。稀にみるよい露頭での岩石の観察に基づいて,古い断層におけるすべり速度と応力を計算した。調査地域は,Kodiak島の断層核であり,周辺のカタクラサイト中に非対称的に超微粒の断層物質が貫入している。この貫入構造には,延性的組織がみられ,低密度層から上へと広がっている。貫入の空間的な間隔は,流体の選択波長を反映しており,この貫入は重力不安定性(Rayleigh-Taylor)による生成物であると解釈された。貫入の間隔は,層の厚さの1.4±0.5倍である。厚さに対する間隔の比が小さいことは,レイノルズ数の低い流体では説明できず,中程度のレイノルズ数が必要である。露頭における幾何学や密度のコントラストの幅を用いて,貫入の間隔は,流動速度が10cm/s程度の大きさをもつ慣性流によって説明されることが示された。貫入の屈曲角からは,水平方向のすべり速度と鉛直方向の上昇速度がほぼ等しく,定置時に断層が10cm/sの速度で運動したことが示された。このすべり速度は,地震時あるいは,直後のアフタースリップの速度に相当しており,コサイスミックな現象であったと考えられる。浮力性流体運動のレイノルズ数から,地震時の粘性応力が20Paという低い値であったことが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地質構造・テクトニクス 

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