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J-GLOBAL ID:200902284887143137   整理番号:09A1123952

絶滅を危惧されている北西マダガスカルの大型キツネザルに対する森林分断化の影響

Influence of forest fragmentation on an endangered large-bodied lemur in northwestern Madagascar
著者 (9件):
資料名:
巻: 142  号: 12  ページ: 2862-2871  発行年: 2009年12月 
JST資料番号: A0921B  ISSN: 0006-3207  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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マダガスカルの多様で,ほとんどが固有である動植物相は,主に高いレベルの人間活動によって引き起こされた最近の景観変化に見舞われている。森林生息場所の損失と分断化は人間活動のよく知られている結末である。この研究は,北西マダガスカルにおける比較的大型のキツネザルであるLepilemur edwardsiの存在,豊度,および遺伝的多様性に対する森林分断化の効果を調査した。さらに,群集間の遺伝的分化と個体数統計学的な変化の特徴も調査した。訪れた17のサイトのうち13サイト(76.5%)のみでL. edwardsiを見出したが,そのうちの11サイトはアンカラファンツィカ国立公園(ANP)にあった。各サイトにおいて2~17個体を捕獲した。個体数統計学的な分析のために,すべてのサンプルにおけるmtDNA d-ループの配列を調査し,二つの典型的な群集における14のマイクロサテライト遺伝子座の型を決定した。森林断片における遺伝的多様性がANP内のサイトよりも低かったので,森林分断化のマイナス影響が検出できた。群集間の遺伝的分化は高低様々であったが,ほとんど常に顕著であった。距離による隔離の標準的なパターンは検出することができず,データはむしろ遺伝的浮動の結果と解釈することができた。データはさらに,二つの典型的サイトにおけるよりおよそ2桁大きな個体数統計学的崩壊の兆候を明らかにした。この崩壊は,恐らく,人間による撹乱と人口増加が強くなったこの数百年間に始まった。この研究の結果を考慮すると,L. edwardsiの長期的な生存を確実にするためには緊急な保存活動が必要であり,それを,わずかに残された群集の効果的な保護に集中するべきである。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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自然保護  ,  生態系  ,  集団遺伝学 

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