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J-GLOBAL ID：200902285129259660   整理番号：09A0403939

miR-124は脳室下帯幹細胞領域で成体の神経発生を制御する

miR-124 regulates adult neurogenesis in the subventricular zone stem cell niche

著者 (4件)： CHENG Li-Chun (Columbia Univ., New York, USA) ,  PASTRANA Erika (Columbia Univ., New York, USA) ,  TAVAZOIE Masoud (Columbia Univ., New York, USA) ,  DOETSCH Fiona (Columbia Univ., New York, USA)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 12  号： 4  ページ： 399-408  発行年： 2009年04月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脳室下帯(SVZ)は哺乳類成体の脳で最も大きな神経発生領域であり,嗅球介在ニューロンの幹細胞を宿す。今回,マウスを用いて,成体の脳においてミクロRNAの中で最も豊富なmiR-124が,成体の神経発生の重要な制御因子であることを示した。内因性miR-124のノックダウンは純化したSVZ幹細胞を分化前の前駆体として維持したが,その異所性発現は早熟なニューロンの増加を引き起こした。再生中のmiR-124機能の阻害は,神経発生の遅延性で爆発的な増加を誘導する過形成を導いた。細胞が神経芽細胞の段階に展開する変わり目で,SRY-ボックス転写因子のSox9がmiR-124の生理的標的となっていた。Sox9の過剰発現は神経分化を阻害したが,Sox9ノックダウンは神経形成を増した。このように,miR-124仲介性のSox9の抑制は,SVZ幹細胞のニューロンへの分化に重要な役割を果たす。

シソーラス用語： マウス ,  脳 ,  神経幹細胞 ,  *アンチセンスRNA ,  *発生生理 ,  転写因子 ,  神経芽細胞 ,  遺伝子操作 ,  分化 ,  緑色蛍光タンパク質 ,  遺伝子 ,  in situハイブリダイゼーション ,  共培養
準シソーラス用語： Sox9 ,  ノックダウンマウス ,  *ミクロRNA ,  *神経発生 ,  脳室下帯 ,  miR-124 ,  ノックダウン ,  神経分化 ,  Sox9遺伝子

分類 (2件)： 発生と分化  (EJ16020W) ,  生物学的機能  (EB04020F)

タイトルに関連する用語 (5件)： miR-124 ,  脳室下帯 ,  幹細胞 ,  成体 ,  神経発生