文献
J-GLOBAL ID:200902285210510903   整理番号:09A1065322

IL28Bの遺伝的差異とC型肝炎ウイルスの自然排除

Genetic variation in IL28B and spontaneous clearance of hepatitis C virus
著者 (19件):
資料名:
巻: 461  号: 7265  ページ: 798-801  発行年: 2009年10月08日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
C型肝炎ウイルス(HCV)感染は米国で最も一般的な血液媒介性感染症であり,米国では400万人,そして世界中では1億7,000万人のHCV感染患者がいると見積もられている。ほとんどのHCV感染(70~80%)は持続性で,持続感染している患者のおよそ30%が,肝硬変や肝細胞がんといった慢性肝疾患を発症する。疫学,ウイルスおよび宿主の要因が,HCVの排除か持続かの違いに関与しており,HCVに対する強い宿主免疫応答がウイルス排除に有利に働くことが実証されている。したがって,この免疫応答に関与する遺伝子の差異が,ウイルス排除に寄与する可能性が考えられる。最近の全ゲノム関連解析で,III型インターフェロンIFN-λ3をコードするIL28B遺伝子の3,000塩基上流の1塩基多型(rs12979860)が,HCV薬剤治療に対する反応性の2倍以上の変化と強く関連することが示されている。今回,自然経過の状態でrs12979860変異がHCV感染の転帰にどのような影響を与えうるかを調べるために,このウイルスを自然に排除したHCV患者(n=388),および持続感染の患者(n=620)からなるHCVコホートで,この変異の遺伝子型検査を行った。C/C遺伝子型は,ヨーロッパ系およびアフリカ系の患者で,HCV感染の回復を強く促すことがわかった。我々が知るかぎり,これはHCVの自然排除に関連する最も強力かつ最も重要な遺伝的効果であり,これらの結果は,HCV感染の回復にIL28Bが主要な役割を果たすことを意味している。Copyright Nature Publishing Group 2009
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
感染免疫 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る