抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,標準顔形状モデルとして,表皮モデルだけでなく,頭蓋骨モデルと表情筋モデルをあらかじめ用意し,著者ら独自の空間変形手法,すなわち,GFFD(Generalized Free-Form Deformation)法を用いてそれらを同時に変形することにより,それらを併せ持つ任意の個人の顔形状モデルを複雑な作業を伴わずに作成する手法を提案し,その顔形状モデルを用いて解剖学的に根拠のある表情付けシミュレーションなどを統一的に行う方法を提案した。これにより得た主な知見を次に示した。1)法医学における復顔法で定められている顔の特徴を表す点を基本としてさらにいくつかの独自の特徴点を追加することで,顔形状について平均誤差で約1%の精度を実現したこと,2)標準顔形状モデルとして,顔表面(表皮)モデルだけでなく,復顔法に基づいて頭蓋骨モデルを,また解剖学の知見に基づいて表情筋モデルをあらかじめ作成しておくことにより,GFFDの特徴を生かしそれらを同時に変形して個人の顔形状モデル(顔表面モデル+頭蓋骨モデル+表情筋モデル)を生成したこと。