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J-GLOBAL ID：200902285495056399   整理番号：09A0419999

複数直線運動に近似したPSFパラメータ推定による手ブレ画像復元手法

Motion Blurred Image Restoration by PSF Parameter Estimation Using Multilinear Motion Approximation

著者 (2件)： 笹川真吾 (公立はこだて未来大 大学院システム情報科学研究科) ,  戸田真志 (公立はこだて未来大 システム情報科学)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 485(IE2008 253-264)  ページ： 53-58  発行年： 2009年03月09日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,カメラ撮影の際に生じる手ブレ画像の復元を目的とする。十分な光量が得られない環境下においての撮影では,露光時間を長くする必要があり,その間にカメラや対象物体が動くことによってブレが生じた画像が撮影される。この場合のブレは,単一方向のブレのみではなく二次元方向にブレが生じる。劣化画像の復元では,劣化の課程を表すPSF(Point Spread Function)の推定が必要となる。PSFは,ブレの幅と方向の二つのパラメータによって表すことができる。本研究では,二次元ブレを複数の等速直線運動よって生じていると仮定し,二次元ブレに対応したPSFの公式の拡張を提案する。二次元ブレでは,各ブレのPSFの和を求めることによって画像全体のブレを表すことができる。さらに,実画像領域からPSFのパラメータを推定する手法も合わせて提案する。最後に実画像を用いて実験を行い,提案手法の効果を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *画像復元 ,  *振れ ,  パラメータ推定 ,  *点像分布関数 ,  直線運動 ,  劣化 ,  二次元
準シソーラス用語： 画像劣化 ,  *手振れ

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  光学情報処理  (BD03060T)

引用文献 (11件)：

• 神田崇史. リンギングを考慮した漸進的ブラー画像復元. 画像認識・理解シンポジウム, MIRU2008, Jul. 2008, 56-62
• CHO, Sunghyun. Removing Non-Uniform Motion Blur from Images. ICCV 2007, Oct. 2007
• CHEN, Jia. Robust Dual Motion Deblurring. CVPR2008, Jun. 2008, 1-8
• 米司健一. 直線的手ぶれ画像復元のためのPSFパラメータ推定手法. 情報処理学会論文誌. 2006, 47, SIG9(CVIM 14, 107-110
• YITZHAKY, Y. Identification of blur parameters from motion blurred images. Graphical Models and Image Processing archive. 1997, 59, 5, 310-320

タイトルに関連する用語 (7件)： 直線運動 ,  近似 ,  PSF ,  パラメータ推定 ,  手 ,  画像復元 ,  手法