文献

J-GLOBAL ID：200902285724863929   整理番号：08A0799801

沖縄島本部町備瀬集落における福木屋敷林の実態

A STUDY OF PHYSICAL CHARACTERISTICS OF PREMISES FOREST IN BISE VILLAGE, OKINAWA ISLAND

著者 (2件)： 安藤徹哉 (琉球大 工) ,  小野啓子 (沖縄大 法経)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 630  ページ： 1729-1733  発行年： 2008年08月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人口560人の備瀬集落は,沖縄島北部の本部半島の先端に位置し,西から北までを東シナ海に囲まれているので,潮風や砂,季節風が吹き付ける。このような厳しい気象環境を緩和するため,集落のほぼ全域は福木を主とした屋敷林に覆われている。本研究は,福木屋敷林の現状を把握し,今後の保全育成に役立つ資料を得ることを目的として実態把握調査を行った。1)福木の数はこれまで数千本と言われてきたが,それより遥かに多い18143本であった。2)一見,森のように広がって見える福木屋敷林の分布は,一様ではなく,場所や方向によって密度に差があることがわかった。3)備瀬集落における屋敷林としての福木の計画的な植栽は,地割土地制度の導入(1737)とほぼ同時期に進められていったであろうことがわかった。

シソーラス用語： *沖縄県 ,  集落 ,  オトギリソウ科 ,  *人工林 ,  *実態調査 ,  配置計画 ,  密度 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  木構造 ,  直径 ,  空地 ,  畑地 ,  防風林 ,  森林計画 ,  栽培管理 ,  景観
準シソーラス用語： *本部町 ,  備瀬集落 ,  福木 ,  *屋敷林

分類 (2件)： 住居地域計画一般  (RD03010G) ,  景観  (RD04010N)

引用文献 (14件)：

• 仲松弥秀. 古層の村 沖縄民俗文化論. 1977, 94
• 仲田栄松編. 備瀬史. 1984
• 結成50周年記念誌編集委員会編. 結成50周年記念誌. 2005
• やまびこの会編. 沖縄のフクギ (福木) 屋敷林を考える. 2006
• 仲間勇栄. 島嶼環境域における屋敷防風林の意義と地域住民の意識 : 沖縄県本部町備瀬集落を事例にして. 琉球大学農学部農学部学術報告. 2003, 50, 77-83

タイトルに関連する用語 (3件)： 沖縄 ,  集落 ,  屋敷林