抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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雨and/or融雪水(MR),間隙水圧と地滑り変位との間の関係を明瞭にするために,連続的なモニタリングを,主として第三紀の風化泥岩から成る再動した地すべりで実施した。ある指数関係が,各々のイベントにおけるMRの全量と時間ごとに累積される間隙水圧増分量とのあいだに,見られた。それに加えて,全MRが増加すると,各々のイベントにおける最大と最小の間隙水圧間の差(間隙水圧の変動幅)も増加したが,MR強度は間隙水圧の変動幅にほとんど影響を及ぼさなかった。間隙水圧の変動幅と累積的な地すべり変位に対する相関関係,間隙水圧と累積変位のインパルスに対するそれは,類似しており,0.57~0.66であった。他方,全MRと累積的な地すべり変位の相関係数は,大きかった(0.65-0.69)。累積的な地すべり変位は,4日の半減期に対する有効MR(これは地中における含水量評価値を示す)と非常に相関しており,相関係数は0.89-0.92であった。このように,長い履歴を有する再動した地すべりの変位特性は,間隙水圧の水理特性よりむしろ含水量の水文条件をもちいて説明されることができる。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.