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J-GLOBAL ID：200902285761661686   整理番号：08A0614731

高温超電導体La_2-xSr_xCuO₄のスピン励起における2つのエネルギースケール

Two energy scales in the spin excitations of the high-temperature superconductor La_2-xSr_xCuO₄

著者 (8件)： VIGNOLLE B. (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  HAYDEN S.M. (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  MCMORROW D.F. (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  MCMORROW D.F. (Rutherford Appleton Lab., Didcot, GBR) ,  RONNOW H.M. (ETH-Zuerich, Villigen, CHE) ,  LAKE B. (Hahn-Meitner Inst., Berlin, DEU) ,  FROST C.D. (Rutherford Appleton Lab., Didcot, GBR) ,  PERRING T.G. (Rutherford Appleton Lab., Didcot, GBR)
資料名： Nature Physics  (Nature Physics)
巻： 3  号： 3  ページ： 163-167  発行年： 2007年03月 
JST資料番号： W2060A  ISSN： 1745-2473  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 銅酸化物高温超伝導体における高温超伝導に関係する励起については未だ明確にはなっていない。集団的スピン励起とフォノンが有望な媒介励起の候補である。スピン励起に対して不利な状況は,光電子分光や光導電性などの電子分光の実験結果がうまく説明できないことによる。最適ドープされたLa_2-xSr_xCuO₄における集団的スピン励起が従来考えられていた以上に構造化されていることを非弾性中性子散乱によって明らかにした。励起は2成分構造を持ち,18meV付近で最大になる低周波成分と40-70meV辺りにピークを持つ幅広の成分からなる。第2成分が大部分のスペクトル荷重を持ち,エネルギー的には50-90meVの領域の発光スペクトルに観測されている構造とよくマッチする。今回の結果は総じて,集団的スピン励起によって電子分光の実験結果の特徴が説明可能で,電子準粒子と強く結合している可能性が高いことを示唆する。

シソーラス用語： *高温超伝導体 ,  *酸化物 ,  *銅化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  ランタン化合物 ,  *励起 ,  フォノン ,  ドーピング ,  非弾性散乱 ,  中性子散乱 ,  *光電子分光法 ,  *スピン励起
準シソーラス用語： 集団モード

分類 (1件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

タイトルに関連する用語 (4件)： 高温超電導体 ,  スピン励起 ,  エネルギー ,  スケール