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J-GLOBAL ID:200902285873486143   整理番号:09A0171015

植物細胞におけるオルガネラから核DNAの複製に至る細胞周期コーディネイターとしてのテトラピロールシグナル

Tetrapyrrole signal as a cell-cycle coordinator from organelle to nuclear DNA replication in plant cells
著者 (7件):
資料名:
巻: 106  号:ページ: 803-807  発行年: 2009年01月20日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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植物細胞におけるプラスチドやミトコンドリアなどのオルガネラDNAの複製(ODR)は,核DNAの複製(NDR)と細胞分裂から成る細胞周期に先行する。今回,このような異なる起源をもつゲノムの複製を協調して起こす機構を調べた。原始的紅藻類Cyanidioschyzon merolaeの同調培養において,A型サイクリン依存性キナーゼ(CDKA)の特異的抑制はNDRを阻止したが,細胞周期開始後にはODRを阻止しなかった。逆に,ナリジクス酸によるODRの抑制はNDRの抑制を生じ,NDRはODRに依存した。ODRを誘導しないでCDKAを活性化する,テトラピロール中間体のプロトポルフィリンIX(ProtoIX)またはMg-ProtoIXの投与は,NDRのみを起こした。培養タバコ細胞でも同様に,ナリジクス酸によるODRの抑制がCDKAの活性化やNDRを阻害し,Mg-ProtoIX投与はODRの誘導なしにCDKAの活性化やNDRを起こした。今回の結果は,1)オルガネラから核への逆行性シグナルであるテトラピロールシグナルがNDRを制御し,2)この過程が植物細胞において進化的に保存されていることを示す。
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分類 (2件):
分類
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細胞分裂・増殖  ,  植物の生化学 

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