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J-GLOBAL ID:200902285907894831   整理番号:08A0176865

亜熱帯地域の暗赤色土畑における堆肥の連用がサトウキビの収量と土壌理化学性に及ぼす影響

Effect of Long-Term Application of Compost on the Sugarcane Yield and Soil Physical and Chemical Properties in Dark Red Soil
著者 (2件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 9-16  発行年: 2008年02月05日 
JST資料番号: G0156A  ISSN: 0029-0610  CODEN: NIDHAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ここでは,本土壌畑でサトウキビの葉を原料とした堆肥(堆肥)の連年施用が,サトウキビの収量と土壌の理化学性に及ぼす影響について検討し,堆肥連用時の施肥管理上の留意点について明らかにしようとした。サトウキビに対する増収対策については,これまで深耕,かんがい,改良資材の投与などが考えられてきたが,有機物の効果については明らかでなかった。そこで堆肥を連年施用(7年間)し,その収量,品質に対する効果を明らかにした。堆肥を50Mg・ha-1施用することにより有意に茎長が増加し,ー茎重が増加した。また,堆肥の施用量が増えるに従い茎数も増加する傾向を示した。その結果,堆肥施用により増収効果が認められた。甘しょ汁の糖度は施用量が100Mg・ha-1までは堆肥施用による影響はみられなかった。堆肥50Mg・ha-1以上の連用により3年目からさらに増収する傾向がみられた。これらから,サトウキビの増収に堆肥の効果は明らかであり,施用量は50Mg・ha-1以上が望ましいと判断した。差し引き法による堆肥の肥効率は加里>窒素>リン酸の順となった。土壌の化学性のうち土壌pH(H20)は堆肥施用量にかかわらず低下した。交換性カルシウム含量は減少傾向を示したが,堆肥施用量が増えるにしたがいその傾向は緩和された。交換性マグネシウム含量も交換性カルシウムとほぼ同様の傾向を示した。堆肥施用量が50Mg・ha-1以下の施用量でサトウキビを栽培する際には,土壌診断に基づき石灰および苦土質肥料の施用の必要性が指摘される。交換性カリウム含量は堆肥施用の有無にかかわらず増加傾向にあり,その割合は堆肥施用量が増えるにしたがい高くなった。本土壌畑においてサトウキビを栽培する際には土壌診断基準に基づき加里肥料の減肥の必要性が指摘される。堆肥施用による仮比重の軽減や孔隙率の増加等の物理性改善効果は認められなかった。
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トウモロコシ 
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