抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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頚骨は多くの突起を持ち形が複雑なため,型取りが難しい。椎骨の代表的な形の1つで,最も型取りが難しい十字構造に的を絞り,どのサイズの標本にも使え,型の数が少なく単純で,脱型や成型が容易な技法を考案した。植物食恐竜Protoceratops andrewsiの第11胴椎の型取りを例に,手順を説明した。型は表と裏の2型で,それぞれ,ゴム型・プラグ・支持型の部品で構成される。型取りは,分割線の設定,分割面の設定,及びプラグによるオーバーハングの処理により行う。型取りした印象面は奥まっておらず,全体的に開放された型になる。そのため,脱型時の化石への負担は少なく,壊れやすい標本だったが,破損はなかった。同様の理由で,レプリカ剤を湿布しやすく,気泡などができにくいため,成型も容易である。