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J-GLOBAL ID:200902286392922655   整理番号:08A0844429

アラビドプシスにおいて全身獲得耐性とアブシジン酸に仲介される非生物的ストレス応答の間の拮抗的相互作用

Antagonistic Interaction between Systemic Acquired Resistance and the Abscisic Acid-Mediated Abiotic Stress Response in Arabidopsis.
著者 (14件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 1678-1692  発行年: 2008年06月 
JST資料番号: T0767A  ISSN: 1040-4651  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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植物は外部から病原体の攻撃,昆虫による食害,および環境ストレスなど種々のストレスを受けており,全身獲得耐性(SAR)は,植物における強力な先天的免疫システムである。タバコやArabidopsis thalianaのような双子葉植物におけるSARの発達は,サリチル酸(SA)によって仲介されている。SARシグナル伝達経路の上流と下流でそれぞれ作用する1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)-オン1,1ジオキシドと1,2,3-ベンゾチアジアゾール-7-カルボチオ酸のS-メチルエステルの二つのタイプのSAR誘導化合物を用いて,アラビドプシスにおいてアブシジン酸(ABA)の処理がSARの誘導を抑制することを見いだした。いくつかの変異体をこれらの化合物と組み合わせて用いて解析した結果,ジャスモン酸/エチレン仲介のシグナル伝達経路とは独立に,ABA処理がSAの上流/下流の両経路を阻害することによってSAR誘導を抑制することがわかった。NaClに活性化された環境ストレス応答によるSAR誘導の抑制は,ABA依存性を証明した。逆に,SARの活性化はABA生合成関連遺伝子類およびABA応答性遺伝子類の発現を抑制し,ここではNPR1蛋白質あるいはNPR1のシグナル伝達の下流が貢献していると思われた。これらの結果は,SAR誘導のSAに仲介されるシグナル伝達と,環境ストレス応答のABAに仲介されるシグナル伝達の間における複数の段階で拮抗的クロストークが起こっていることを示した。
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分類 (3件):
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植物ホルモン  ,  植物に対する影響  ,  細胞生理一般 
物質索引 (6件):
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