抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
鉄鋼業界に課せられた環境対策についてこれまでの経緯および今後の展望をレビューした。鉄鋼生産量と(1)エネルギー消費,(2)日本鉄鋼連盟自主行動計画および(3)新しいエネルギー技術に分けて述べた。(1)では,具体的な省エネルギー技術として,コークス乾式消火設備,高炉炉頂圧発電,熱風炉排熱回収設備,転炉ガス回収設備を示し,さらに,高炉への微粉炭吹込み技術と還元材比低減についても示した。(2)では,数値目標と取り組み状況を紹介した。(3)では,製鉄所内で発生するダスト・スラッジのリサイクル,社会で発生する廃棄物(廃プラスチックおよび廃タイヤ)のリサイクル,次世代製鉄技術(石炭資源の有効利用,高生産性,省エネルギーおよび環境改善)の導入,およびその他の取り組み(製品・副産物による社会での省エネルギー,国際協力による省エネルギーおよび地域連携,産業間連携による省エネルギー)について述べた。