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J-GLOBAL ID：200902286810661669   整理番号：09A0835321

移動無線ネットワークとシミュレーション 無線ネットワークでのTCP性能評価のためのシミュレーション手法

著者 (1件)： 鶴正人 (九州工大)
資料名： シミュレーション  (Journal of the Japan Society for Simulation Technology)
巻： 28  号： 2  ページ： 67-73  発行年： 2009年06月15日 
JST資料番号： L0458A  ISSN： 0285-9947  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 次世代の移動無線ネットワークの標準化作業では,様々なレベルでの性能評価が必要である。本論文では,IP(Internet Protocol)パケットレベルのネットワーク・シミュレータNS-2を用い,TCP(Transmission Control Protocol)性能の評価を試みた。まず,LTE(Long-Term Evolution)やIMT(International Mobile Telecommunication)-Advancedに共通する,高速共有下り無線リンクを含む通信モデルを構築した。次に,MAC(Media Access Control)層と,RLC(Radio Link Control)層の機能をシミュレートするNS-2用モジュールを開発した。また,効率的な無線資源の利用を実現するために時間周波数分割スケジューリングを利用するものとした。実際にMaxCIR(Maximum Carrier-to-Interference power Ratio)スケジューラ,及びPF(Proportional Fair)スケジューラを用いて複数ユーザが一斉にファイルをダウンロードするシナリオでのシミュレーションを行い,スループット性能を評価した事例を示した。

シソーラス用語： *移動通信 ,  *無線伝送 ,  *計算機シミュレーション ,  TCP/IP ,  パケット交換 ,  *シミュレータ ,  標準 ,  通信系モデル ,  スケジューリング ,  ダウンロード ,  *性能評価 ,  スループット
準シソーラス用語： IMT-2000 ,  IMT-Advanced ,  IP ,  *ネットワークシミュレータ ,  通信モデル

分類 (3件)： 移動通信  (ND08030H) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (7件)：

• 鶴正人. ネットワーク資源の効果的共有を目指した割当技術. 信学誌. 2006, 89, 4, 304-308
• KANEKO, M. Proportional Fairness in Multi-Carrier System : Upper Bound and Approximiation Algorithms. IEEE Communications Letters. 2006, 10, 6, 462-464
• OHTA, Y. Fairness Property and TCP-level Performance of Unified Scheduling Algorithm in HSDPA Networks. Proc. 3rd ECUMN, 2004. 2004, 185-195
• NS-2. http://www.isi.edu/nsnam/ns/
• 村山公保. トランスポートプロトコル. 2001

タイトルに関連する用語 (6件)： 移動無線 ,  シミュレーション ,  無線ネットワーク ,  TCP性能 ,  評価 ,  手法