抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,筆者らが開発した室内における詳細な気流・温度分布と空調負荷を同時に評価可能なマクロモデルとCFDの達成モデルを用いて大部屋オフィスの一部分を切り取ったモデルを対象とした非定常シミュレーションを実施し,タスク空調の有無,アンビエント設定温度の違いが,1日を通した温熱環境と空調負荷の双方に与える影響について検討した。また,同じシミュレーションを用いて,1日を通した温熱環境と空調負荷を同時に評価した。アンビエント設定温度を28°Cとした場合,26°Cの場合と比較して19%の冷房負荷が削減されると予測された。一方,温熱環境について人体近傍のPMV・SETにより評価すると,28°Cタスクアンビエント空調が26°Cアンビエント空調の場合に近いと予測された。これにより,温熱環境と空調負荷の評価にマクロ・CFD連成シミュレーションが有効であることが示された。