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J-GLOBAL ID：200902286882217780   整理番号：09A0548093

パフォーマンス向上に貢献する平面交差部のかたち 信号交差点における右折車による横断者事故対策について

著者 (2件)： 萩原亨 (北大 大学院工学研究科) ,  浜岡秀勝 (秋田大)
資料名： 交通工学  (Traffic Engineering)
巻： 44  号： 3  ページ： 43-48  発行年： 2009年05月 
JST資料番号： S0340A  ISSN： 0454-4595  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 右折時の横断歩行者・横断自転車との事故は,最近の交通事故のトレンドに反し,減少傾向が見られない。対向直進車と右折車との事故対策はその重大性から数多く検討されてきたが,対向車線を横断後の横断歩行者との事故について,これまでほとんどアプローチされていない。本報告では,右折車による横断者事故の特徴から右からの横断者に着目し,ドライバが横断歩行者との衝突をどのように回避しているかを分析した。その結果,ドライバは横断者を右折開始後に認知し,回避挙動を決めていた。右折開始後に右からの横断者を認知する時間は数秒しかなく,認知ミスが起こり得る可能性は大きい。実際,事故データから,右折車と横断者事故の大半が,「発見遅れ」であると報告されている。よって,右折開始前にドライバ支援することが重要であり,交差点の視環境の向上や信号制御の工夫が右折時の横断歩行者及び横断自転車事故を防ぐには有効と考えられた。今後,安全対策と効率化の両立が交差点の仕組みとして求められる。(著者抄録)

シソーラス用語： *信号交差点 ,  平面交差 ,  右折 ,  *歩行者 ,  *横断歩道 ,  *交通事故 ,  運転者 ,  交通行動 ,  衝突 ,  衝突回避 ,  事故防止 ,  交通安全

分類 (1件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G)

引用文献 (7件)：

• 平成20年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締り状況について, 警察庁, 2009.2
• 萩田賢司ほか; “交通視環境を考慮した右折時の歩行者事故の分析”, 交通工学第41巻5号pp. 92~99, 2006
• 内田信行; “交差点走行時の運転操作および視認行動パターンに関する研究”, 自技会, No.84-04, 2004.5
• 浜岡秀勝ほか; “右折直進事故が多発する交差点における危険性の評価に関する研究”, 第19回交通工学研究発表会論文報告集, 1999
• Allen, B.L.et al.; “Analysis of Traffic Conflicts and Collitions”, pp. TRR 667, pp. 67~74, 1978

タイトルに関連する用語 (5件)： パフォーマンス ,  平面交差 ,  信号交差点 ,  右折 ,  事故対策