抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
単相ダイオードブリッジと昇圧形DC-DCコンバータを縦続接続した整流器は,スイッチモードで動作し,可制御素子1個で実現できる特長を有する。反面,電流モード制御を用いたとき,入力電流は極性反転直後で歪みを生じる。本レターでは,従来の可制御素子にスナバ電圧反転機能を付加した共振スナバスイッチセルでオン・オフ動作する単相昇圧形整流器を提案した。この整流器は,単相ダイオードブリッジと昇圧形DC-DCコンバータを縦続接続した従来の整流器の可制御素子にスナバ電圧反転機能を付加したものである。それにより,共振スナバスイッチセルで反転された入力電圧が,電源電圧の全波整流値に重畳される。その結果,入力電流の絶対値の増加率が大きくなるため,電源電圧の瞬時値が小さい電流の極性反転直後における歪みが改善される。シミュレーションによって,提案する整流器は,可制御素子の数を増やすことなく,入力電流歪みの低減が可能であることを示した。