抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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仙台電波工業高等専門学校は,情報通信工学科,電子工学科,情報工学科,電子制御工学科の4学科で構成され,1年時より情報処理の基礎を学習している。しかし,各学科でのスパイラル教育課程の中で,要求する内容に差異が生じており,情報処理教育の統一が懸念事項となっていた。平成19年度に,創造工学を開設し学科の枠を超えた実験が開始されたことにより,学生が持つ情報処理の基礎能力の共通性が見直され,「コンピュータリテラシ」を開設した。本稿では,共通科目としての「コンピュータリテラシ」の講義内容を示し,講義方法及び学習環境を紹介した。「コンピュータリテラシ」開設により,計算機活用能力の差異が均質化されたことを,開設前と後の学科とクラスの分布図で示し,教育効果と今後の課題について述べた。