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J-GLOBAL ID：200902286995712345   整理番号：09A0029069

橋づくりの現在 米国ミネソタ州高速道路橋(I-35W)の崩落について

著者 (2件)： 依田照彦 (早稲田大 理工学術院) ,  笠野英行 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 土木施工  (Journal of Civil Engineering)
巻： 50  号： 1  ページ： 30-34  発行年： 2009年01月01日 
JST資料番号： F0026A  ISSN： 0387-0790  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2007(平成19)年8月1日,米国ミネソタ州ミネアポリス市のミシシッピ川に架かる高速道路I-35Wの橋梁が崩壊した。崩落延長は,300mを越え,転落した車両50台以上,死者13名,負傷者約145名という非常にまれな事故だった。当該橋梁は,中央径間3径間は鋼トラス橋で,トラス部の中央支間長139.0m,両側の側径間長81.0m,その他の側径間は,鋼連続桁橋8径間,RC中空床版橋3径間で構成されている。当該橋梁の点検は,1992年以前は2年に一回,1993年以降は,毎年行われていた。2008年1月の米国運輸安全委員会の中間報告によれば,ガセットプレートの厚さが必要な板厚の半分だったとされていた。本分は,現在までの知見をもとに,当該橋梁の破壊メカニズムの解析について記した。

シソーラス用語： ミネソタ州 ,  高速道路 ,  *道路橋 ,  *破壊事故 ,  *トラス橋 ,  補強部材 ,  疲れ亀裂 ,  機構 ,  破壊力学 ,  計算機シミュレーション ,  肉眼検査 ,  構造力学 ,  維持管理
準シソーラス用語： ガセットプレート ,  鋼トラス橋 ,  破壊機構

分類 (1件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (12件)：

• 西川和廣: 道路橋の寿命と維持管理、土木学会論文集、No.501 I-29、1994年10月
• 西川和廣: 社会資本の維持管理--道路橋から見た社会資本維持管理の現状と課題--、土木学会誌、Vol.83-2、1998年2月
• 道路保全技術センター: 道路の保全と防災、Vol.7、2006年11月
• 道路保全技術センター: 道路の保全と防災、Vol.9、2007年3月
• NTSB Press Release: NTSB NEWS、2008年1月15日

タイトルに関連する用語 (4件)： 橋 ,  米国 ,  ミネソタ ,  高速道路橋