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J-GLOBAL ID：200902286997650479   整理番号：09A0619383

噴火湾におけるソウハチCleisthenes pinetorum仔魚の摂餌強度と年級群強度

Larval feeding intensity and year class strength of pointhead flounder Cleisthenes pinetorum in Funka Bay

著者 (6件)： 平岡優子 (北大 大学院水産科学院) ,  高津哲也 (北大 大学院水産科学研究院) ,  大野雄介 (北大 大学院水産科学院) ,  奥村裕弥 (北海道函館水試) ,  高橋英昭 (豊浦町) ,  高橋豊美 (北大 大学院水産科学研究院)
資料名： 水産海洋研究  (Bulletin of the Japanese Society of Fisheries Oceanography)
巻： 73  号： 2  ページ： 90-101  発行年： 2009年05月28日 
JST資料番号： Y0112A  ISSN： 0916-1562  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2003~2006年に北海道噴火湾で採集された摂餌開始期のソウハチ仔魚の消化管内容物調査の結果を2001~2003年の調査結果と比べることで,1)摂餌に強く影響を与える環境要因,2)年級群強度を左右する要因の2要因を解明した。調査は噴火湾内に設定した3~19定点において毎月1回,昼間に限定して行った。仔魚は,水深60mからのプランクトンネット傾斜曳きあるいは水深20,30,40mでの水平曳きにより採集した。噴火湾のソウハチは,摂餌開始期の仔魚が広範囲かつ高密度に出現する年に発育の進んだ仔魚も出現し強勢年級群として加入することが考えられる。また,摂餌開始期のソウハチ仔魚は,12°C以下の低水温によって摂餌が制限されることが考えられる。年級群強度は,仔魚の湾内への輸送の成否と水温によって引き起こされる摂餌開始期の摂餌の成否によって決定されている可能性が考えられ,摂餌開始期を乗り越えて比較的発育が進んだ仔魚が高密度に出現することを指標としてある程度の予測が可能であろう。

シソーラス用語： *カレイ科 ,  *稚魚 ,  *摂食 ,  *個体群 ,  強度 ,  消化器内容物 ,  天然餌料 ,  水温 ,  生息密度 ,  年年変動 ,  *海洋生態系 ,  *ソウハチ ,  *年級群 ,  環境因子 ,  *動物行動
準シソーラス用語： *Cleisthenes pinetorum ,  *仔魚 ,  *摂餌 ,  噴火湾 ,  環境要因 ,  年変動

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  動物生態学一般  (EE03010W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 噴火湾 ,  ソウハチ ,  仔魚 ,  餌 ,  年級群