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J-GLOBAL ID：200902287017606661   整理番号：09A0154784

エトナ火山(イタリア)における重力「ステップ」:測器効果かそれとも地震で誘発されたマグマ密度変化の証拠か?

Gravity “steps” at Mt. Etna volcano (Italy): Instrumental effects or evidences of earthquake-triggered magma density changes?

著者 (3件)： CARBONE D. (Sezione di Catania, Istituto Nazionale di Geofisica e Vulcanologia, Catania, ITA) ,  JOUSSET P. (Dev. Planning and Natural Hazards Div., BRGM, Orleans, FRA) ,  MUSUMECI C. (Sezione di Catania, Istituto Nazionale di Geofisica e Vulcanologia, Catania, ITA)
資料名： Geophysical Research Letters  (Geophysical Research Letters)
巻： 36  号： 2  ページ： L02301  発行年： 2009年01月30日 
JST資料番号： H0609B  ISSN： 0094-8276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 局所低マグニチュード地震時に,エトナ山の2つの山頂観測点で同時に突然の重力変化が2回発生した。観測点に同程度の最大加速と変位を誘起した地震と重力ステップとの間の系統的結合は見られず,これは,1)ステップが測器に起因するものでないこと,2)活性化を誘発する機構に関する何らかの特別な条件の必要性,を意味している。本報では,高速地下質量再分配を誘起して地表の重力変化を生じ得るいくつかの火山学的過程をレビューした。これらの過程はマグマ中に存在している気泡や結晶と関連しており,質量再分配過程として有効であるためには特定の条件が必要である。重力ステップは,局所規模でのテクトニクス系-マグマ系間の力学的応力伝達に関する地球物理学的証拠となり得る。これらの伝達が火山活動に対して意義を持つならば,ルーチン火山モニタリングに高速重力変化の観測を含めるべきである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： イタリア共和国 ,  火山 ,  *火山性地震 ,  *火山活動 ,  *重力 ,  経時変化 ,  マグマ ,  火山観測 ,  時系列分析 ,  データ解析 ,  地震記象 ,  波形解析 ,  スペクトル解析
準シソーラス用語： *エトナ火山

分類 (2件)： 地球熱学,火山物理学  (DC03070D) ,  測地学  (DC02000X)

タイトルに関連する用語 (9件)： エトナ火山 ,  イタリア ,  重力 ,  測器 ,  地震 ,  誘発 ,  マグマ ,  密度 ,  証拠