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J-GLOBAL ID:200902287163017171   整理番号:09A1272784

多機能宿主防御ペプチド: 細胞内ターゲティング抗菌ペプチド

Multifunctional host defense peptides: intracellular-targeting antimicrobial peptides
著者 (1件):
資料名:
巻: 276  号: 22  ページ: 6483-6496  発行年: 2009年11月 
JST資料番号: B0206B  ISSN: 1742-464X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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抗菌ペプチドが膜転位して細胞内標的と相互作用し,あるいは重要な細胞内過程を破壊することで微生物の生存に影響を与えるという機構は広く支持されてきた。これまで種々の生物から1200以上の抗菌ペプチドが同定・予測されたが,現在までごく僅かなペプチドしか自発的に微生物細胞に侵入し,細胞機能を妨害することが証明されていない。これらの性質は特異的なファミリーに限られ,長さ,アミノ酸組成,配列,疎水性,両親媒性と膜結合構造の異なる残りの多くの抗菌ペプチドに共有されないことを示唆した。微生物細胞に侵入可能な抗菌ペプチドは高い正味の正電荷,クラスタ化した正電荷,1つか2つの過剰発現アミノ酸(Arg,Trp,His)を持つという共通の特徴を示した。細胞への侵入は哺乳類細胞でも生じることから,ペプチドの偏ったアミノ酸組成と同時にArg残基の寄与が,膜転位過程に重要な役割を果すと考えられる。さらに,膜脂質組成の差異およびペプチドによる差別的な脂質補充が,微生物生存や哺乳類細胞通過に影響を及ぼす可能性を示した。ヒスタチン,ブフォリン,インドリシジン,マガイニン,タキプレシン,ポリフェムシン,プレウロシジン,cryptdin,tritrpticinについて解説した。
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分類 (2件):
分類
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生物薬剤学(基礎)  ,  抗細菌薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
物質索引
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