抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スリーブやチップの高寿命化には,機械加工の加工精度・公差を規格内にし,部分的溶接肉盛加工,熱処理,表面処理などが重要であるが,現在では,窒化処理と酸化処理の複合窒化処理が最も有効な方法である。スリーブは通常3~5万ショット程度の寿命であるが,内壁に耐熱性・耐摩耗性の高い材料をインサートする方式や各種の窒化処理+酸化処理を適用したスリーブは,20~40万ショットの長寿命が得られている。リングチップは,アルパーの内部冷却構造と高熱伝導材の併用によりサイクルタイムを短縮し,チップ自体の偏膨張も少なくできる。チップ先端部のスチールリングがスリーブ内径に密着して摺動し,バリ差し・バックフラッシュなどを起きにくくし,スリーブ・リングを高寿命化する。チップ後退時にチップ後部のロッド上の噴霧口から潤滑剤を放射状にスプレーするスプレーバック方式の潤滑は,スリーブ・チップの寿命を2~3倍に伸ばした。