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J-GLOBAL ID:200902287415383052   整理番号:09A1088649

リンパ腫細胞に対する抗体治療からのエスケープ機構:HDAC複合体のリクルートによるCD20 mRNAのダウンレギュレーションおよびDNAメチル化によるダウンレギュレーション無し

Escape mechanisms from antibody therapy to lymphoma cells: Downregulation of CD20 mRNA by recruitment of the HDAC complex and not by DNA methylation
著者 (8件):
資料名:
巻: 390  号:ページ: 48-53  発行年: 2009年12月04日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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リツキシマブは,CD20陽性B-細胞リンパ腫に対する重要なモノクローン抗体治療であるが,CD20陰性表現型変化を示すリツキシマブ耐性は,かなりの臨床的な問題である。ここでは,CD20 mRNAと蛋白質発現は,リツキシマブ治療後にCD20陰性に形質転換された細胞においてヒストンデアセチラーゼ蛋白質複合体のMS4A1 (CD20)遺伝子プロモーターへのリクルートにより抑制されることを示した。CD20 mRNAと蛋白質発現は,CD20陰性形質転換細胞でデシタビン(5-Aza-dC)により促進され,トリコスタチンA(TSA)により増強された。免疫ブロットは,DNMT1発現が5-Aza-dC処理後1日で最初にダウンレギュレートされるが,MS4A1の転写レギュレーター,IRF4とPu.1が5-Aza-dCの存在と非存在でも発現していることを示した。興味あることに, MS4A1プロモーターのCpGメチル化は,5-Aza-dC非存在下でCD20陰性に形質転換された細胞では観察されなかった。クロマチン免疫沈降(ChIP)分析は,Sin3A-HDAC1共レプレッサー複合体がプロモーターにリクルートされ,5-Aza-dCとTSAによりプロモーターから解離し,ヒストンアセチル化を生じることを示した。これら状態で,IRF4とPu.1は,5-Aza-dCとTSA存在または非存在でプロモーターに連続してリクルートされた。これら結果は,Sin3A-HDAC1複合体のリクルートがリツキシマブ処理後のCD20陰性B細胞におけるCD20発現のダウンレギュレーションに関わることを示す。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  免疫療法薬・血液製剤の基礎研究 

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