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J-GLOBAL ID:200902287457498950   整理番号:09A0536492

大西洋中央海嶺,アトランティス・マッシーフの海洋岩石圏におけるマグマ含浸の地球化学的および記載岩石的な証拠(IODP Hole U1309D,30°N)

Geochemical and petrographic evidence for magmatic impregnation in the oceanic lithosphere at Atlantis Massif, Mid-Atlantic Ridge (IODP Hole U1309D, 30°N)
著者 (5件):
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巻: 264  号: 1-4  ページ: 71-88  発行年: 2009年06月30日 
JST資料番号: A0081A  ISSN: 0009-2541  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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IODPホールU1309D(アトランティス・マッシーフ,大西洋中央海嶺30°N)は,緩やかに広がる斑糲岩質岩石圏に掘削された2番目に深いホールである。それは,橄欖石に富むトロクトライト(~>70%の橄欖石)を5.4%含み,おそらく中央海嶺でこれまでに掘削された最も原始的はんれい岩質岩石であろう。ホールU1309D内の橄欖石に富む部分の間隔から,筆者らは,一連の橄欖石に富むトロクトライトと,隣接するトロクトライトおよび斑レイ岩について行った現地での微量元素研究の結果を提示する。橄欖石に富むトロクトライトは,ポイキリチック組織を表示し,粗粒子状から半自形の中粒丸形までの橄欖石の結晶が,大きな変形していないクリノピロキセンおよび斜長石ポイキロブラストに含まれる。対照的に,斑レイ岩およびトロクトライトは,非常に可変的な粒度を伴う不規則に連続的な組織を有し,またトロクトライトでは局部的に様々なクリノピロキセン主晶を伴う。クリノピロキセンは高いMg#の普通輝石(橄欖石に富むトロクトライト中のMg#87から斑レイ岩中の82まで)であり,斜長石は橄欖石に富むトロクトライト中の77から斑レイ岩中の68までにわたる灰長石含有量を有する。橄欖石は,高い苦土橄欖石含有量(橄欖石に富むトロクトライトの82~88から斑レイ岩の78~83まで)を有し,クリノピロキセンとはMg-Fe平衡状態にある。クリノピロキセン・コアおよび斜長石は微量元素(例えば,Ybcpx -5-11×コンドライト)において減少し,それらはすべての調査された岩型の同じMORB-タイプの溶融物と平衡状態である。これらの組成物は,MORB蓄積シーケンスにおける橄欖石に富む原始的生成物から斑レイ岩まで期待された次第に増加する微量元素に富む組成物とは合致しない。これらは,緩衝されたマグマ組成による開放系における結晶化と一致する,同じ微量元素組成を有する溶融物の後に,クリノピロキセンおよび斜長石が同時に結晶したことを示す。クリノピロキセン縁部および間隙粒状物において観察されたわずかな微量元素濃縮と低Cr含有量は,遅い段階の区別された溶解の結果であり,多分マグマ系の閉鎖を示すことになろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
岩石圏の地球化学一般  ,  岩石成因論 

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