アスベスト対策の最新処理技術・分析技術  赤外線を使ったアスベスト溶融無害化技術

池田伸一; 梅山規男

文献

J-GLOBAL ID：200902287520449182 整理番号：08A0550374

アスベスト対策の最新処理技術・分析技術赤外線を使ったアスベスト溶融無害化技術

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資料名：
巻： 37 号： 5 ページ： 85-87 発行年： 2008年05月01日
JST資料番号： S0991A ISSN： 0285-5380 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：解説発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

産業技術研究所の池田氏らのグループは高温での金属酸化物の結晶成長技術の研究用に開発した赤外線集中加熱型結晶成長装置により,アスベストの大気雰囲気中での溶融実験を行った。対象としたアスベストはクリソタイル,アモサイト,クロシドライトで,いずれの試料においても,ランプの定格電圧100Vの1/2である50Vの印加により,数秒で完全に溶融した。さらに溶融したアスベスト試料中に繊維状の形態が存在しないことを位相差顕微鏡で確認した。次に,壁や天井のコンクリート上に施工されたアスベスト含有吹き付け材に対する効果を確認した。コンクリート板にロックウール,バーミキュライト,パーライトを吹き付けたモデル試料を準備した。また回転楕円面を持つ反射鏡とハロゲンランプで構成された加熱装置を試作し,吹き付け材の溶融実験を行った。約70V程度の電圧を印加すると,直径約15mm,深さ約15mmの領域のアスベストが完全に溶融することが確認できた。本開発により,アスベスト吹き付け材を剥離せずに無害化処理が可能になり,コスト低減,安全性向上に寄与できた。

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廃棄物処理一般 , 天然石材,窯業製品 , 加熱

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アスベスト対策の最新処理技術・分析技術 赤外線を使ったアスベスト溶融無害化技術

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