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J-GLOBAL ID：200902287573602284   整理番号：08A1167401

白亜系上部蝦夷層群コニアシアン階の堆積環境とInoceramus uwajimensis(二枚貝綱)の産状および古生態

著者 (2件)： 熊谷太朗 (京大 大学院理学研究科) ,  御前明洋 (北九州市自然史・歴史博物館)
資料名： 深田研究助成研究報告
巻： 2007  ページ： 155-170  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： L2457A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 白亜紀コニアシアン階前期から後期に対比される北海道北西部の羽幌地域に分布する上部蝦夷層群の下部羽幌川層は,2つの堆積相に区分される。I.uwajimensisの産状の特徴から生棲環境や堆積環境を異にすると考えられる4つのタイプに分けられる。そのうちI.uwajimensisの生息場は深海底のレビー-オーバーバンクに広がるシルト質な海底で横臥生活を送っていたものと推定している。

シソーラス用語： *古生態 ,  生産 ,  層相 ,  *堆積環境 ,  *地層 ,  *白亜紀 ,  北海道 ,  *二枚貝類
準シソーラス用語： *コニアシアン階 ,  羽幌川層 ,  蝦夷層群 ,  *産状 ,  堆積相 ,  白亜系 ,  *二枚貝綱

分類 (1件)： 中生代  (DE03030R)

引用文献 (38件)：

• Allen, J. R. L., 1984, Experiments on the settling, overturning and entrainment of bivalve shells and related models. Sedimentology, 31, 227-250.
• Ando, H., 2003, Stratigraphic correlation of Upper Cretaceous to Paleocene forearc basin sediments in Northeast Japan: cyclic sedimentation and basin evolution. Journal of Asian Earth Sciences, 21, 921-935.
• Bouma, A. H., 1962, Sedimentology of some Flysch Deposits. Elsevier, Amsterdam, 168p.
• Dhondt, A. V., 1992, Cretaceous inoceramid biogeography: a review. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology, 92, 217-232.
• 早川浩司, 1990, 化石密集層形成における堆積学的制約と古環境について・北海道上部蝦夷層群 (上部白亜系) から産出するInoceramus uwajimensis Yeharaを例に. 化石, 48, 1-16.

タイトルに関連する用語 (7件)： 白亜系 ,  蝦夷層群 ,  コニアシアン ,  堆積環境 ,  二枚貝綱 ,  産状 ,  古生態