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J-GLOBAL ID:200902287632054741   整理番号:09A1186980

温室効果ガス削減を目的とする微小藻類バイオマス: 化石燃料及び動物飼料代替の可能性

Microalgal Biomass for Greenhouse Gas Reductions: Potential for Replacement of Fossil Fuels and Animal Feeds
著者 (3件):
資料名:
巻: 135  号: 11  ページ: 1136-1144  発行年: 2009年11月 
JST資料番号: D0422A  ISSN: 0733-9372  CODEN: JOEEDU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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微小藻類の生産は,通常のバイオマス生産に勝る多数の利点(高生産性;非生産的土地の活用;栄養塩の再利用と回収;塩水・かん水の利用;CO2の再利用など)をもつ。微小藻類の生産と利用は,化石燃料のバイオ燃料による代替,カーボンニュートラルな飼料の提供を通じて温暖化ガス(GHG)回避の可能性を提供する。本稿は,余剰汚泥や家畜糞尿利用と組合わせた煙道ガスCO2回収と組合わせた藻類バイオマス生産システムを用いたGHG回避の可能性の初期解析を示した。50%セミベースロード運転の50MWの天然ガス燃焼発電所についてモデルを構築した。この施設は216百万kWh/毎季240日運転を計画され,30.3百万kg-C/毎季のGHG-CO2を排出する。70%の煙道ガスCO2を捕捉するように設計された藻類システムは42,400t(乾重)/毎期の藻類バイオマスを生産し,20g乾重/m2日の生産性で運転する880haの効率藻類池を必要とする。この藻類バイオマスは,バイオディーゼルとして有用な20%の抽出可能藻類油,動物飼料代替となる50%のタンパク質含量50%の成分とメタンガスを生成する藻類バイオマス残渣に分画され,GHG回避量は夫々,20,8.5,7.8%となる。総GHG回避量は36.3%となり,10%の寄生的エネルギーコストを考慮すると正味のGHG回避率は26.3%となる。寄生的エネルギーは,藻類培養液へのCO2供給や藻類バイオマスあるいは藻類バイオマス製品の収穫や処理に必要なものである。CO2利用効率が60~80%と見積もられ,正味GHG回避率は22~30%になると推定される。藻類増殖に栄養を供給し,藻類の消化を最適化するために,53t/日の古紙,都市下水汚泥あるいは家畜糞尿の供給が必要となろう。本解析はプロセスの経済性を考察するものではなく,焦点は,むしろ,化石燃料代替と発電所GHG回避への総合的な藻類プロセス適用の技術的可能性に当てられている。
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分類 (2件):
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火力発電  ,  環境問題 
物質索引 (1件):
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