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J-GLOBAL ID：200902287944954359   整理番号：08A0514788

電磁波伝搬新論の改良とその検証

Amendment of New Theory about Electromagnetic Wave Propagation and its Verification

著者 (1件)： 高橋秀臣 (城所数値解析耐雷研究室)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 5(AP2008 1-10)  ページ： 45-50  発行年： 2008年04月10日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電磁波伝搬に関する正統的な理論では電磁場を記述するベクトルポテンシャルAを電流密度jから求め,次にLorentz条件式を用いてスカラーポテンシャルΦを求める。これに対し新伝搬理論はLorentz条件の主旨に則り,ベクトルポテンシャルAを電流密度jからスカラーポテンシャルΦを電荷密度ρから求める。この新論と従来の理論との相違が明確でなく実質的に同じことではないのかとの異論があったが,この点について今回,明解な回答を与えることが出来た。即ち,波源である電流源の発散に着目した解析である。これにより,新論では電流Iに発散が無ければ電荷密度ρが無いので,スカラーポテンシャルΦは存在せず,電界EはベクトルポテンシャルAのみから求められる。従って,発散の無い微小電流源が座標の原点に在る場合,電流方向に振動した偏波電界Eがあらゆる方向に原点からの距離Rに反比例して一様に伝搬し,所謂,指向性は存在しない。(著者抄録)

シソーラス用語： 電磁波伝搬 ,  Lorentz型線形 ,  *電磁場解析 ,  *数値解法 ,  ポテンシャル ,  発散 ,  指向性 ,  縦波 ,  *アンテナ ,  数値解析
準シソーラス用語： スカラーポテンシャル

分類 (2件)： 電磁気学一般  (BD01020N) ,  アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (5件)：

• UMAN, M. A. The electromagnetic radiation from a finite antenna. Amer. J. Physics. 1975, 43, 33-38
• STRATTON, J. A. ElectroMagnetic Theory. 1941, 424-444
• 高橋秀臣. 電磁波伝搬新論とその検証. 第36回電磁界理論研究会. 2007, EMT-07-115-137, 85-90
• 高橋秀臣. 電磁波伝搬新論とその検証 (その2). 電子情報通信学会研究報告 [フォトニックネットワーク]. 2008, PN2007-38, 5-10
• 野田琢. FDTD法に基づくサージ解析コードの開発. 2000

タイトルに関連する用語 (2件)： 電磁波伝搬 ,  検証