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J-GLOBAL ID:200902288226067553   整理番号:09A0200342

錐体細胞間の皮質内回路は長距離軸索投射標的を反映している

Intracortical circuits of pyramidal neurons reflect their long-range axonal targets
著者 (2件):
資料名:
巻: 457  号: 7233  ページ: 1133-1136  発行年: 2009年02月26日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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皮質カラムは複数の異なる情報の流れを作り出し,それらは多数の皮質および皮質下領域へ分配される。我々は,皮質内の局所的回路がこうした異なる情報処理の流れを反映するものかどうかを,皮質内の錐体細胞間の結合が長距離軸索投射標的を反映しているかどうかの検証により調べることにした。中脳上丘,対側線条体,または対側皮質へ投射する錐体細胞を逆行性に標識して,そのうち最大4個から同時記録を行い,その間のシナプス結合を調べた。その結果,シナプス結合の確率は,シナプス前ニューロンとシナプス後ニューロン両者の機能的な独自の性質に依存することがわかった。まず,皮質-線条体の錐体細胞間で単シナプス性結合の頻度は,皮質-皮質や皮質-上丘の錐体細胞間より有意に高かった。次に,皮質-皮質結合ニューロンから皮質-上丘結合ニューロンへのフィード・フォワード結合の確率は,皮質-皮質結合ニューロン間や,皮質-上丘結合ニューロン間で単シナプス結合が見つかる確率より,約3~4倍高かった。さらに,シナプス前錐体細胞とシナプス後錐体ニューロンの軸索-樹状突起の平均的な重なりからでは,我々が観察した結合確率の違いを,十分に説明することはできないことがわかった。我々が記述したこの選択的なシナプス相互作用は,錐体細胞の局所的ネットワークの機構がシナプス前ニューロンとシナプス後ニューロン両者の長距離軸索投射標的を反映していることを,実証するものである。Copyright Nature Publishing Group 2009
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分類 (1件):
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中枢神経系 
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