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J-GLOBAL ID：200902288310503687   整理番号：09A0926820

摩擦接合型コネクタを用いたスギ集成材と鋼板接合部のせん断性能に関する実験研究

EXPERIMENTAL STUDY ON SHEAR PERFORMANCE OF GLULAM JAPANESE CEDAR-STEEL COMPOSITE MEMBER ADOPTED FRICTION CONNECTOR

著者 (4件)： 坂田弘安 (東京工大 建築物理研究セ) ,  上角充広 (東京工大 大学院) ,  富本淳 (新日鉄エンジニアリング) ,  中村泰教 (新日鉄エンジニアリング)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 643  ページ： 1659-1664  発行年： 2009年09月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らの開発した摩擦接合型コネクタによるスギ集成材・鋼板接合部のせん断性能に関する実験結果について報告した。この接合部は集成材に厚入した鋼管を介して集成材と鋼板をボルト接合するもので,ナット締付け法により十分な摩擦力が確保できる。この検討で得られた主な知見は以下の通り。1)本接合法によるスギ集成材・鋼板接合部のせん断剛性はシアリング接合を用いた接合部より高い。2)複数コネクタ使用時に十分な接合耐力を確保するためにはコネクタ径の4倍の間隔を要する。3)コネクタの配置方法によるせん断剛性の差は小さいが,最大耐力到達後の耐力低下は加力平行配置の方が大きい。4)複数コネクタの使用によるせん断剛性のばらつきは荷重の増加に従い平準化される。

シソーラス用語： *集成材 ,  スギ ,  *剪断強さ ,  性能試験 ,  *接合部 ,  摩擦接合 ,  剪断剛性 ,  *機械的性質 ,  *強度
準シソーラス用語： シヤーコネクタ

分類 (3件)： 接合部  (HD03080V) ,  木構造  (RA04020P) ,  構造力学一般  (HD01000X)

引用文献 (11件)：

• 1) 楠寿博,津村千香子,金子洋文,杉内章浩,奥野智久:木材と鋼板を組み合わせた合成部材の圧縮強度実験,日本建築学会大会学術講演梗概集 C-1,pp.61-62,2001.9
• 2) 楠寿博,津村千香子,杉内章浩,奥野智久:木材と鋼板を組み合わせた合成部材の圧縮強度実験(その2),日本建築学会大会学術講演梗概集 C-1,pp.163-164,2002.8
• 3) 杉内章浩,津村千香子,楠寿博,奥野智久:木材と鋼板を組み合わせた合成部材の圧縮強度実験(その3理論的検討),日本建築学会大会学術講演梗概集 C-1,pp.165-166,2002.8
• 4) 小野徹郎,田中弘臣,井戸田秀樹,石田和人:鋼板及び炭素繊維シートを用いた木質ハイブリッド柱の座屈耐力評価-その 1 鋼板及び炭素繊維シートを用いた木質ハイブリッド柱の圧縮実験-,日本建築学会構造系論文集, 第584号, pp.119-124, 2004.10
• 5) 小野徹郎,田中弘臣,井戸田秀樹:鋼板及び炭素繊維シートを用いた木質ハイブリッド柱の座屈耐力評価-その 2 ラグスクリュー接合による鋼板補強柱及び炭素繊維補強柱の座屈応力度-,日本建築学会構造系論文集, 第612号, pp.141-146, 2007.2

タイトルに関連する用語 (9件)： 摩擦接合 ,  コネクタ ,  スギ ,  集成材 ,  鋼板 ,  接合部 ,  せん断 ,  実験 ,  研究