抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高齢者層の交流の場としての近隣型小売商店の役割を検討した。8.7ha,885棟が建つミニ開発住宅地を対象に住宅地図,アンケート及び参与型観察による調査を行った。その結果,1)開発と同時に零細近隣商店が自然発生したが,徒歩圏内に大スーパーができて近隣商店を主に利用する人は減少したものの,商店と居住者の住宅が至近距離にあり,スーパーと異なる商品構成の店が多いため殆どの居住者が近隣商店を併用利用している。当該地の商店は,歴史性がなくとも客と店主との関係は下町と似通っている。2)近隣商店での買い物は生活上必需であるばかりでなく,同時に「店の前や中」で立ち話をし,他人と交流する楽しみの機会にもなっている。3)近隣商店が生き延びているのは,地区商店の企業努力もあるが,企業が投資するに足る空地と客購買力がないためもある。