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J-GLOBAL ID:200902288390643565   整理番号:08A1025367

連結制振構造を適用した超高層RC造建物の制振効果

RESPONSE CONTROL EFFECT OF HI-RISED REINFORCED CONCRETE BUILDING USING COUPLED VIBRATION CONTROL STRUCTURE
著者 (3件):
資料名:
巻: 14  号: 28  ページ: 417-422  発行年: 2008年10月20日 
JST資料番号: L4777A  ISSN: 1341-9463  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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一つの建物の中に独立した二つのストラクチャー(主体架構と連層耐震壁架構)を構成し両者の間に制振装置を設置することにより両者の相対変形により制振装置に大きな変形を与える制振構造システムを考案し実用化した。本論ではこの制振システム(デュアル・フレーム・システム)を45階建てRC造建物に適用した場合の制振効果に関して振動解析を行い,大きな制振効果が得られることを検証し,以下のような知見を得た。1)制振装置で連結することにより主体架構の最大応答層間変形角は連結しない場合に比べて47~85%に減少する。2)連層耐震壁架構の最大応答変形は主体架構の応答層間変形角低減が大きい地震波では増加し,応答層間変形角低減が小さい地震波では減少する。3)主体架構の最大応答層せん断力係数は既存超高層RC造建物の1次設計用ベースシア係数の下限よりも小さい。4)入力地震動エネルギーに対して制振装置が約70%程度のエネルギーを消費している。5)制振装置による付加減衰定数は12%であった。
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分類 (1件):
分類
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建築物の耐震,免震,制震,防振 
引用文献 (4件):
  • 1) 蔭山,他;連結制振の基本モデルにおける連結バネとダンパーの最適解の誘導,日本建築学会構造系論文集,No.529, pp.97-104,2003.3
  • 2) 宮川,他;ジョイントダンパを用いた長大構造物の設計法に関する研究,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.959-960,1990.10
  • 3) 勘坂,他;曲げせん断直列分離型等価振動モデルの提案,日本建築学会学術講演梗概集,B-2,pp.467-468,1999.9
  • 4) 石川;高層RC造建物の構造特性データ分析,コンクリート工学,Vol.40,No.3,pp.8-18,2002.3
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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